Is you is or is you ain't my baby?

櫻子がどうして自分の職業を言わなかったのかはよくわからない――たぶん、裏社会系ではないと思う――が、藤本は明日が定休日である水曜日だと言うことを思い出した。

「時間があるし、かけてみるとするか」

すぐに返事がきたら返せばいいし、こなかったら待てばいいだけの話である。

藤本は首を縦に振ってうなずいた後、椅子から腰をあげた。


翌朝、時間は10時を指差していた。

櫻子はホテルを後にすると、近くにあるスターバックスで朝食をとっていた。

スマートフォンの電源を入れた直後、メールがきた。

画面をタップして確認をすると、藤本からだった。

「あっちからきたか…」

櫻子は呟いた後、ココアを口に含んだ。