Is you is or is you ain't my baby?

金曜日の夜。

定時で仕事を終わらせると、京極は飛び出すように会社を後にした。

駆け込むようにバーへと入ると、そこにいつものメンバーが座っていた。

だがそこに、櫻子の姿はなかった。

「…アッキーは?」

そう聞いた京極に、
「まだきていないけれど、遅れてるんじゃないかい?」

小梅が答えた。

京極は北大路のところに歩み寄ると、
「マッサン、大変ですよ」
と、声をかけた。

「どうかしたのか?」

そう聞いてきた北大路に、京極はカバンから櫻子についての資料を取り出した。

北大路は資料を受け取ると、それに目を通した。