「半年なんだっけ?」

続けて聞いてきた若菜に、
「後3ヶ月で終わるけどな」

京極は答えた。

「今のところで気になっている人はいるの?」

「それは内緒だな。

3ヶ月後のお楽しみと言うことで待っててくれ。

1番に紹介してやるから」

京極は鼻歌を歌いながら、ペペロンチーノを口に入れた。

「誰とも結ばれなかった場合はどうするのよ?」

そう聞いてきた若菜に、京極は吹き出しそうになった。

吹き出さないように口を手で押さえると、
「そう言う縁起でもないことを言うんじゃないよ」

若菜をたしなめるように言った。