Is you is or is you ain't my baby?

北大路は悲しそうにまつ毛を伏せると、
「できることなら、彼女を助けてあげたいって思ってるんだ」
と、言った。

「えっ?」

藤本と京極の声が重なった。

「本当は職業のこともあるから、あまりしゃべりたくないんだ」

そう言った北大路に、
「大丈夫っすよ!

俺、こう見えても口は固いですから秘密はちゃんと守ります!」

京極が言った。

「マッサン、いくら職業だからと言って1人で抱え込むのはよくないですよ。

今日はお酒の力だと思って、俺たちにアッキーのことを話してください。

もしかしたら、俺たちも少しくらいは役に立てるかも知れない」

藤本が励ますように言って、北大路のグラスにビールを注いだ。