Is you is or is you ain't my baby?

そう聞いた櫻子に、
「その方が君も話をしやすいかなと思ったんだ」

北大路は答えた。

「ここにいるのは、僕と君の2人だけだから。

ああ、変な意味で言っているんじゃないよ?

周りがいない方が君もいろいろと話をしやすいだろうと思って、君を招待したんだ。

もちろん、話の内容は誰にも口外はしない。

口が裂けてもしゃべらないことを約束するよ」

(口が裂ける訳なんてないじゃない)

話をする北大路の眼鏡越しの瞳に、櫻子は心の中でツッコミを入れた。

「早速だけど、自己紹介をしようか。

初めての時もしたと思うけど、今回は改めましてと言うことで」

北大路がペコリと小さく頭を下げたので、
「よろしくお願いします」

櫻子も頭を下げた。