Is you is or is you ain't my baby?

「それよりも最近遅くに帰ってくることが多いけど、仕事の終わりに誰かと会ってるの?」

そう聞いてきた蘇芳に、
「友達と会ってるんだけど…と言うか、お父さんにもちゃんと話してあるから」

英恵は言い返した。

「そう、あんまりお父さんを心配させない方がいいと思うよ。

姉さんも女の子なんだから」

そう言った蘇芳に、
「もう女の子って言う年齢じゃないわよ。

わたしも今年で30歳になるんだから」

英恵は呆れながら言い返した。

これじゃあ、どっちが上でどっちが下なのやらと言う話である。

蘇芳はクスクスと笑いながら、部屋を後にした。

「もう、高校生のくせに」

毒づくように呟いた後、英恵はスマートフォンに視線を向けた。

藤本に返信するメールの作成をした。