ーーお前は笑っとけ!
笑っとる顔のがええわ。

あんたがこんな事言うから、
あんたがあの時優しく
私の頭を撫でたから。

その時から私の中で何かが動き出した。

最初はただの
うっさいうざい奴やと思ってた。

出会いも最悪。
絶対こんな奴とは合わん、
それが私の小堀に対する印象。

そう、第一印象は最悪やったーー。

出会いは華の高校の入学式の日。
入学式前日の夜、私は必要な物や、
制服を準備して、髪型も決めて
準備万端でまだかまだかと
その日私は眠りについたーー。