「何よ?急に」 突然何を言い出したかと思えば… 「言っとくけど、お世辞言われたってわかってるんだからね!」 「別にお世辞じゃないですよ」 え…? そう言った彼の顔がほんのり赤くなっている事にあたしは気付いた。 「自分で言ったくせに照れてるのかなぁ?」 「っなっ…!」 また赤くなった。 と思えば、あーぁ。手で顔を隠しちゃった。 「君も可愛いよ。お世辞抜きでさ」