男装少女と危険な夜



「よし!出発しよ!」

時計を見るといつの間にか9時



外を見てももう真っ暗だった。

私は最後にもう一度鏡でチェックをして
家の扉を開ける

その瞬間に鼻いっぱいに香る私の大好きな匂い


「あー…夜の匂いだ」



扉を開けると日が落ちてあまり暑くなくて涼しい風が吹く。


そうそう。これだよ、これ!

これが私の2番目に夜が好きな理由。

ちなみに1番目は夜になると賑わう街の中。

夜になってもいつまでも賑やかで楽しいあの場所が大好き。

でもそこで何かしたいってわけじゃない


ただその場所にその空間にいるのが大好きなだけ。



ほんとは一人じゃ寂しいけど、

友達をこんな夜中に連れ出すわけにはいかないし

一様、夜は危険だって分かってるしね…


まあ、今の私は男装作戦でそんな危険はないから大丈夫!


そんなことを考えながらいつもみたいにブラブラ歩いていると


クイっ
「わあ?!」


いきなり誰かに袖を引っ張られて体重が後ろに倒れる