男装少女と危険な夜

主人公視点ー


「こんな時間だけどもう行こっかなー」


時計を見るとまだ8時半


あああー早く時間よ過ぎろ〜っ


早く夜になれー!


一人リビングでジタバタする私。


大好きな夜が待ちきれなくて仕方ない


「あ、カツラずれたかも…」



私は立ちあがって鏡をみる


「よし。大丈夫だ」


未だに男の人のカツラはうまくつけられない。
ちょっと風が吹いただけでも冷や汗がでるくらいに



「携帯の充電も満タンだし、お財布持ったし準備は完璧!」



もしもの時の連絡用に携帯はちゃんと
持っていく。

こんなことお母さん達にバレたら終わりだけど…


自分の娘が男装して夜の町をうろついてますーなんて真面目な2人が知ったらどうなるか…

でもけっしてうろついて危ない事をしているわけじゃない。



ただ夜の外が大好きなだけ。

中学3年生の時の夜中に

「外に出てもいい?」って聞いたら

お母さんは『女の子がそんな時間にうろつくなんてだめです!』

なんて言うから賢い私は

だったら男だったらいいでしょ?

なんて一人で問題解決をし、

現在にいたる


私はラッキーな事に女子の中でも背は高めだし、

顔もたまに
「男の子に見えるー!かわいいー!」とか言われる顔だからなかなかばれないし
女子としての危険は回避されている…はず