「ねえもしかしてこれって…」 そう言って優花の顔を見ると 優花も私の顔を見ていて 二人共同じ事を考えてたみたい 西山、告白されてる…? なんて間の悪い時に来てしまったんだ 「あ、あのっ…ずっと好きでした!」 微かに聞こえる女の子の声 その声に告白だと確信する 二人は真剣で私達の事なんか全く気づいてない 私達出入り口のところで呆然と立ってる 西山と女の子は壁があって見えないから 気づかれないけど… 告白を聞いちゃうのも…ね? 「玲愛…どうする?」 「どうしよう…」