・・・3年後
俺たちは平和な、平凡な日常を過ごしていた。
もう沙紀のことなんて、忘れかけていた。
「由希乃、行こっか」
そして俺には、新しい彼女が出来ていた。
1年前から付き合い始めた、原田由希乃。
由希乃は天然で、明るくて、優しい。
まさに理想の彼女像だった。
「雅人くん、その靴かっこいいね!」
「あ、あ、ありがと…」
「照れてる、可愛い。」
由希乃はどっかの誰かさんみたいに束縛する女じゃ無かった。
母さんにも由希乃を紹介した。
母さんも“良い子だね”って言っていた。
沙紀なんてもう彼女じゃない。
解放された俺しかいない。


