休みの日もほとんど親父はいない。 後輩から上司まで、さまざまな人と飲み歩いたり、趣味に走ったり。 いい加減にしろ。 そう思う。 「…ったく、親父は俺らに対して何も思ってない。」 「いいのよ。あなたのために働いてくれてるのよ」 「……。なぁもう沙紀が来る」 「はいはい」 母さんは俺をなだめた。 そんなに甘やかすから、親父はああなんだ。 家のためにしてくれること、それは働くこと。 働くことを生きがいに生きてる。 そんな奴は家族じゃない。 母さんの気持ちを無駄にしてる、あいつが憎い。