「彼女、どんな人なの」
俺は今までの経緯をすべて話すことにした。
反抗期も過ぎた今の俺は、母さんが唯一の理解者だった。
「そうなの。…別れた方がいいんじゃない?」
「…俺もわかってるけど、なんか俺がいないとだめっつーか…」
「でも怖いでしょ、自殺未遂する彼女なんて…」
母さんの言う通りだった。
自殺未遂したり「愛してる?」って何度も聞いてきたり。
怖いんだ。
たしかに、怖いんだ。
「別れる。俺、今からメールする」
「直接の方がいいわよ、彼女もそのほうが納得してくれるわよ」
「じゃあ俺の家に呼びたい。」
母さんの前で告げればいいと思った。
そしたら彼女も納得してくれる。
そう信じた。だからそう決めた。
「明日、休みだから呼んでもいいんじゃない?」
母さんは真剣な顔でそう言った。


