ここ数日、気分が悪かった。
全部沙紀の自殺未遂からだった。
俺が悪いのだろうか、一体。
それともアイツが狂ってるのか。
「最近、学校も行ってないけどどうしたのよ」
母さんが、冷たい水をコップに注ぐ。
「気分が悪いんだよ。母さんもそういうときないの?」
「高校生活、楽しくないの?」
母さんは俺の言葉に耳も傾けず、そう言った。
そういうわけじゃない。
ただ、沙紀のことが頭から離れない。
「…べつに。なんかギクシャクしてる奴がいてさ。嫉妬深いんだよね、そいつ」
「ふふっ、アンタって分かりやすいわね」
母さんが笑った。
わからなくなる。


