「ねえ、雅人」
俺の顔と沙紀の顔の距離、わずか2㎝程度。
心臓が破裂しそうだ。
「…ど、どうしたんだよ沙紀」
慌てふためく俺に、いつもならクスクス笑うはずの沙紀。
でも今日は笑わない。真面目な顔をして言った。
「昨日誰と会ってたの」
「誰とって、友達だよ友達」
あの祭りデートの次の日。
俺は友達と公園で遊んだ。
男女6人で。
「女の子と…会ってたの知ってる。」
「えっいやぁあれは友達で」
「信じられない。」
沙紀は怒っていた。
俺、悪いこと何もしてない。女子って言っても、みんな彼氏がいる。
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