しばらく待ってるとリュックサックを背負って歩いてくるシグを見つけた。


「......」


また無言で後ろの席に座って目を閉じるシグ。


『あ、あのね。シグ。あたし今日バイトだから家に帰るの遅くなる!』


「...そ。」


『ご飯はちゃんと作っていくから!』


「...ん。」


お昼ご飯を食べる時もあたしがバイトに出かける時もシグは何も言ってくれなかった。