LOVE RAIN




でもついに父さんはついに限界がきて倒れた。


「今は母さんと同じ病院に入院してる。」


『そうだったのね。』


「だから家にいたくなかったんだ。...1人だから。」


そう言うと、ふわっといい匂いがして目の前が暗くなった。


『じゃあ、じゃあっ!!あたしが時雨くんを独り占めできるね!!』


体を離した雫が涙を目の端に浮かべながらにこっと微笑んだ。


「えっ。」


『あたしが今までの分、いっぱいいーっぱい必要として愛してあげる!!』


「う、んっ」


嬉しかった。


ただ、純粋に。