いつも笑顔の父さんは泣いていた。 「ううっ、久美子っ。」 母さんの名前を呟いて、力が抜けたように椅子に座った。 何時間待ったんだろうか。 手術のランプが消えて扉が開いた。 出てきたお医者さんに父さんは飛びつき状態を聞いた。 「久美子っ、妻は!?無事ですか!?」 「ええ、一命は取り留めました。」 「よかった、よかったっ!!」 「ですが...」 「...ですが?」 「脳を強打したため、意識がいつ戻るかわかりません。」 「そんなっ!!」