朝方、隣からシグの声が聞こえてふと目が覚めた。 「...ありがとう」 そして頭を撫でられたあと隣がモゾモゾと動くのを感じて一気に意識が覚醒した。 『っ!どこ、行くのっ!!!』 急いで飛び起きてシグの腕を掴んだ。 「っ!?起きて...たの?」 『どこに、行こうとしてたの?』 ベットから降り、時雨に向かい合った。 「出て、行こうとした。」 出ていこうとしたのがバレたからなのかシグに動揺が見える。