次に目覚めたのは朝だった。


俺が眠っている間もやっぱりお世話はしてくれたみたいで


服も冷えピタも取りかえてあった。


そのおかげで熱はすっかり下がった。


身動きをしようと動くとあることに気づく。


「!!...雫。」


俺の腹に回っている細くて綺麗な腕。


起きている時とはまた違う顔。


スースーと寝息をたて幼い顔に見える。