✱✱✱ 時雨side


「お前なんか...いなくなればいいんだ。」


“イナクナレバイインダ”


やめて。


その言葉を言わないで。


思い出しちゃうから。


『時雨くん!?どうしたの?どこか痛い?...どうして泣いてるの?』


俺が?...泣いてる?


「う...っ。」


胸が...痛い。


「助けて...っ」


その瞬間俺は、温かい何かに包まれた。


『我慢しないで?あたしが助けてあげる』