『隼人、はやかっ...』


そう言って出てきた雫を抱えて寝室に向かうとこのザマだ。


雫はなんかすげーソイツに甘いし。


...俺だってあーん、なんてしてもらったことねぇよ。


いや、別に覗いてなんかないからな!!!!


笑いかけんなよ。


俺が一番近くにいたのに。


俺は雫のベットに寝ているソイツに


立ったまま睨みつけて聞いた。


「お前、ダレ?」


「...新橋 時雨。」


「お前、雫のナニ?」


「...俺にもわからない。」


ソイツは綺麗な顔を少し歪めて答えた。