一口分をスプーンですくって口元に近づけた。
『はい、あーん。』
「...俺、熱いのニガテ。」
『???』
「...冷ましてって言ってんの。」
少し耳を赤くして素っ気なく言う時雨くんにきゅん。
『ふー、ふー、...はい、あーん。』
「ん」
『どう?』
「...うん、...まあ、食べれるんじゃない?」
...ツンですか。
『よかった!...あ、薬持ってくるね!』
時雨くんが全てのおかゆを綺麗に平らげてくれた後にそう言って寝室の扉をあけた。
「美味しかった。...ありがと。」
『っ!!!』
デレ頂きました...。

