LOVE RAIN




『時雨くん、ちょ、ちょっと脱がせるね?』


決して襲ってるわけじゃありません。


「ん。」


『ばんざーい、して?』


「...」


無言でばんざいのポーズをする時雨くんが可愛くて仕方ない。


...パシャッ!パシャパシャッ!


...はっ!!!無意識って怖い。そう思いながらスマホを見つめた。


『汗ふくね?』


ついつい引き締まった体に目がいく。


どうにか見ないように顔を背けながら着替えを終えた。


『何か食べる?おかゆ作ろうか?』


「いらない...。」


『でも、一口でも食べないとお薬飲めないよ?』


「わかった...。」