✱✱✱ 雫side


『時雨くん、起きて?』


8時ぴったりに目が覚めて身支度をした。


いつもより少し、...少しだけオシャレしてみたり。


時雨くんを揺すってみるけどなかなか起きない。


それに、なんか熱い?


「んっ、ん〜?」


少し目を開けた時雨くんは色っぽくてドキッとした。


『??...なんか顔色悪い?』


そう思ってオデコに手をあててみた。


『!熱ぅ!?』


急いで引き出しから体温計を探して時雨くんの脇に挟んだ。


...さ、鎖骨なんて見てませんからね。