雫とならいいかなって思って頷いた。


『じゃあ、行こ!』


そう言ってビアンを抱いて俺の前を歩いた。


俺はネロを抱いて後についていった。


壁側に寝ころんだ雫は隣をぽんぽんと叩き俺を催促した。


渋々反対を向いて寝ころんだ俺に雫は


『背中...くっつけていい?』


とお願いをしてきた。


「...うん。」


なんか俺、雫のお願い断れないかもしれない。


二人と二匹で寝たこの日は心の中までポカポカ暖かった。