するとお風呂の方から音がしてあの女がでてきた。
少しだけ頬がピンクでスッピンも凄く綺麗だった。
俺の目線に気づくとにこっと笑って近づいてきた。
『ミルク美味しかった?』
こくっと頷くと嬉しそうに頬を緩めてよかったと呟いた。
『あれ、ネロ。そこにいたのね?』
そういって俺が抱っこしてる子猫をひと撫でした。
『あれ、ビアンは?ビアン??』
もう一匹いるらしく名前を呼ぶと
どこからか大人の白猫が走りよってきた。
「ニャー」
よしよし、と猫を撫でる度に女の髪が揺れてシャンプーの匂いが
俺の鼻をかすめた。

