俺は1回、家に帰り着替えてから唯の家に行った。
唯の家は俺の家の隣の隣。

俺と唯が出会ったのは、3歳の時。
きっかけは、外で友達と遊んでいた俺に、唯がいきなり話しかけてきたこと。
それから親同士も仲良くなった。
小、中学生までは当たり前のように唯の家に飯食べに行ったり、泊まったりしてた。
むしろ自分の家に居ることより唯の家に居ることの方が多かった。

 ―あの時は、家族みたいなもんだった


「いらっしゃ~い♪」
唯の家に着くと、唯の母さんが出迎えてくれた。
「こんばんは。」
「大地くん、久しぶりね。入って入って!唯なら2階に居ると思うから」
「お邪魔します。」

俺は2階に上がり、唯の部屋をノックした。