「よかったー!閉店ギリギリセーフ!」

さっき買ったばかりの食パンを
意気揚々と振り回しながら
家へと戻って行く。



そんな時
道の真ん中に黒い塊が落ちていた。


「何だろ?あれー。誰かの落とし物かな?」


ゆっくり近づいてみた。


「え?」


苺は一瞬驚いた。


「ね、こ?」



汚れてよくわからなかったが
それは間違いなく黒い猫だった。



「もしかして死んでる!?」



どうしよう!どうしよう!


パニックになる苺。



すると急に
その汚い塊が起きあがった。