涙 と 幸 せ と 、 先 生 と 。

「琴美ー!何点だった?もうやばくてさ・・・」





「・・・・・・じゅう。」





「えっ?」





「・・・90。」





「・・・・・・いやいや、嘘つかなくていいから。」





「・・・見て。」





まだ夢を見ているような感じで、





解答用紙を見せる。





「・・・はぁっ!?」





「ちょ、うるさい!!」





「え、あんたどうしたの?頭打って賢くなった?」





「いや、それ一番ひどいから。」





・・・この時、私の心の中には





『次の中間もいい点を取りたい』





『・・・佐野先生に、もっと褒められたい。』





そんな思いが、芽生えていた。