夏祭りも終わり、もやもやした気分で学校に行く。
「彩葉おはよ、最近元気ないけどどうしたの?」
「大丈夫だよ、ちょっと頭痛いだけ。」
葵は何も悪くないし、高橋が葵を好きならどうしようもない。
高橋って葵みたいな美人系が好きなんだ、とか色々考えてたらまた落ち込んできた。
「あ、ちょっと電話だからでてくるね」
そんな葵の小さな行動にも高橋を結びつけてしまう。相手誰なんだろう...
こんなときは広瀬くんに頼ってみよう。
なんだかんだいって一番頼りになるし、アドバイスくれたりするし。
「広瀬くん!あの、ちょっと相談があるんだけど、、」
「うん、どうした?」
「私の友達がいってたんだけど、その友達の親友が、気になる人と仲良いのをみてもやもやしたり、落ち込んじゃうんだって。そういうときってどうしたらいいの?」
「うーん、俺だったら親友ならそいつが好きかどうか聞くかな〜」
そっか、やっぱそういうものか、、。
「わかった、ありがとう!」
さっそく葵を近くのカフェに呼び出した。
「葵、、、すごい率直に聞くけど、、、、好きな人...いるの?」
「.....なんで?」
「最近なんか楽しそうだし、よくメールとかしてるから、、」
「そっか、じゃあもう言おうかな!」
うそ、まさかもう....
「実はね、少し前から竹内先輩と付き合ってるんだ」
「へ、、、?あの生徒会長の?」
「うん、向こうから告われたんだけど私も実は少し気になってて」
「そうだったんだ」
驚きと安心で一気に気分が軽くなったのが分かった。
こんな小さなことに一喜一憂して振り返ったら恥ずかしくなってきた。
私、高橋のこと.....
私の高一の夏、私は初めて恋というものを知った。
こんなに苦しくて頰が緩むような感覚が私を絶望のどん底に突き落とすことをまだ私は知らないでいた。
