ありがとうの涙

「てかぁ、優梨子と、この、ダッサイ四人組でいーんじゃねぇ?」

と、私の話を無視して、ギャルが話し始めた。


ダサい四人組というのは、たぶん

英木さん、日出さん、円具さん、三須画さんのことだろう。

それで。。確かに5人になるが、


許せない。

「なんな」
私が言いかけると、

優梨子は、私の手をつかんだ。

「いいの。逃げてるの、疲れちゃうと思うから」


ヘラッと笑う優梨子をみて、涙が出た。

私にまで強がるの?
親友じゃん。優梨子は、優しすぎるよっ。。
自分の命まで捨てるのっ?


今日はキレイな青空だった。

私はこの日、青空を嫌いになった。

曇り空より、たちの悪い事が、おきると知ったから。