ありがとうの涙

優斗は、道具いれやらを持ってきて、優斗と私を見えないようにカバーして、

私の隣に座った。


「大丈夫。」

優斗の顔は、見えないが、私は優斗の手を繋ぎ、優斗に寄り添った。

「そうだよね。」

と私も笑った。

まだ涙は止まらなかった。

優梨子は、もう死んじゃっただろうか。

何であんなに優しくしてくれたんだろう。

ごめんなさい。。。。ごめんなさい。。。。

涙がまたあふれ出た。


「泣いたら、ばれちゃうから。な？」

優斗は、私を抱きしめる。

優斗はすごい優しい。

優斗のシャツが、私の涙でぬれても、気にしない。

ずっとそばにいてくれる。