「早く乗れよ。」


え、自転車は、無理だって…


「背中!遅刻すんぞ。」


滝沢くんはリュックを前にしょって待っている


「重いよ。松葉杖あるし…」

それでも、私を軽々おんぶして、右手に松葉杖をもって、早歩きをし出した


幸い私15分でつく距離だから、男の子なので10分もしないで校門についた。



「もう、いいから、おろして~」 

みんなに、見られてるし…恥ずかしいよ…


「いいから。あと5分で教室つくのか?ばか、早くおとなしくしてろ」


はい…