「こっちのほうが、いいのかな。いや、でも、こっちか?」
私の隣で1人で勝手に話しているのは、私の彼氏。金野優光。(こんの ゆうり)
私は、高校1年生の神月杏虹。(ゆうき あんじゅ)
2人とも特になんも魅力があるわけでもなかったけど幸せに過ごしていた。
これからも、こんな日々が続いていくと心から思っていた。


こんなことになるなんて、考えてもいなかった。