溺れるくらいの愛情を。





正直、直久のこと好きかどうか聞かれたら困る。
でも嫌いではないんだとは思う。
……一応2か月続いてるしね。






月「私も入れてくれんの?
よし、カップルのお邪魔しーちゃおっと‼」



直「うわ、お前空気読めよな。
こういう時は『あ、私向こうで違う子と食べるから気にしないで』くらい言えよ。」



月「はぁ?なんで私がそんなこと言わないといけないの?
香苗はいいって言ってんだし、言うわけないじゃんばーか。」



直「てめぇっ…‼」



「はいはい、ストーップ。
ご飯食べよ。」




二人はしぶしぶご飯を食べ始めた。
この二人はすごく仲がいい。こうやって喧嘩しあうような仲だ。
時々私を忘れて二人で喧嘩して盛り上がっているときも多々ある。





まぁこれも毎日の日常でもあるから何とも思わないけどね。







それから学校内で知らない人はいないと言われるくらい有名人な私は廊下を歩いていても、トイレに行く途中でも周りに声をかけられる。……めんどうだけど一つ一つにきちんと返事をする。








こんな感じでいつもと変わらないめんどくさい一日を終えた。