学校では相変わらず悪口の嵐。
どこへ行こうが聞こえてくる私への罵声。


私自身の事を知らない人に何言われても関係ない。



女生徒「うわ、まだいるよ。
体使って琉衣さん落とした人。」


女生徒「っていうか、体使うとか汚いねー。
同じ女だと思いたくなーい。」



別に何とも思わない。
琉生さんは私の事を好きになってくれたんだ。
周りが何と思おうが、そんなのはただの妬みなだけ。


……そう思っていた。



女生徒「そういえば琉衣さんって好きな人いたんじゃないの?
女嫌いで女に対して冷たい人だけど、たしか3年くらい前に女探してなかった?」


女生徒「そういえば‼
その女の人見つかったのかなー。
あ、見つかってたらあの女と付き合うわけないかー。」



…好きな人?
私じゃなくて、ほかにいるってこと?



女生徒「笑えるよね。
ただの代わりなのに調子乗りすぎでしょ。」



…大丈夫、そんなことない。
琉生さんはちゃんと私の事を好きでいてくれてる。










……本当に?