溺れるくらいの愛情を。





弥「組長が認めた方だからどんな人なのかと思ったのですが…この程度だとは思いませんでした。」


琉「弥琴、いくらお前でもそれ以上言うなら潰すぞ。」


弥「…すいません。
ですが、こんな小娘を組に住ませるなんて納得がいきません。」


琉「お前っ……‼」


「琉衣さん‼‼
私は大丈夫だから‼‼



…それに飛田さんの言ってる事はもっともだと思う。」




組長の女になる、要は私が弱弱しかったら組長の恥となる。
飛田さんはその事が言いたかったのだと思うから…。





「組長の…琉衣さんの女として、堂々としなさい……そう飛田さんは私に言ってるんです。
私、胸を張って歩きます。


飛田さん、大事なことを教えてくださってありがとうございます。」


弥「…そんなつもりで言ったのではありません。」


「そうだったとしても、私は大事なことに気付くことができました。
ありがとうございます。」



これから彼の隣にいるためにも大切な事。
私の事を嫌っていながらも、指摘してもらえたことに嬉しさを感じた。