辛くも、悲しくもない。
正直すがすがしい気持ちだ。
そんな私の心情が伝わったのか、車から出て待っていてくれてた琉衣がほほ笑んでくれた。
琉「終わったみたいだな。」
「うん。終わらせてきた。
責任とってよね?
家から出たのは問題ないけど、モデル辞めさせるつもりなんでしょ?
……もう一人で生活できるような環境は崩れたんだから。」
琉「任せろ。
俺の一生をかけて、お前を幸せにしてやる。」
優しく抱きしめてくれた後、再び車に乗った。
行先はさっき私が寝ていた家…つまり、これから私が住む家だ。
これから楽しいことだけじゃないのは何となくだけどわかる。
……それでも彼と一緒にいれるなら後悔することはないだろうな。
それほど彼の隣は居心地がいい。
まぁまずは彼の組の皆に受け入れてもらえるようにしないと、ね。


