溺れるくらいの愛情を。







琉「他の組やらなんやらが近寄ってくるかもな。
怖いもの見たさにお前を襲ってくるかもしれねぇ。
一人じゃその辺出歩くことも出来なくなってるんじゃねぇの。


万が一一人暮らししててもすぐ住所特定されて追い掛け回されるかもな。
もちろん俺もお前が諦めるまで追いつめてやるよ。




……もう全て手遅れだ。
香苗は俺の傍にいて、愛されるしか道はない。
わかったか?
お前の居場所はここだ。」




滅茶苦茶な事を言っているのはわかる。
理不尽だろ、と少し思った。
勝手に後ろから現れて、抱きしめて、連れ帰ったのは自分なのに…。


でもそんな彼の手をとったのは紛れもなく私だ。
彼の傍で大切に、愛されて、幸せになれるのなら……





「うん。」





彼のいる場所まで共に堕ちたいと思う。






    
今までの日常が大幅に変わるけど、彼と一緒ならそれも悪くないのかもしれない。