彼の腕の中の心地よさにうとうととしてきた。
立ちながら、そのうえたくさんの通行人に見られているのにも関わらず眠気が襲ってくる。

















琉「……俺のいるところまで堕ちてこい。」













その声と同時に意識が途絶える。



私はとんでもない人の手を掴んでしまったのかもしれない…。
でも自然と後悔はない。







彼の腕の中は心地いい。

彼と一緒なら……落ちるところまで落ちたい、そう思った。