溺れるくらいの愛情を。





本当に意味が分からない。




「あ、あの‼
どこに行くんですか⁉」



私の問いかけに答えずただただ歩き続ける彼。
そして一台の高級っぽい車の前で止まった。


運転席から一人の男の人が出てきて扉を開ける。
そして当たり前のような流れで私を車に押し込んだ。
……いやいやいや、本気でなんなの。





組長「…平井香苗、ずっとお前を見ていた。」


「………は?」




いきなりの告白?に戸惑いを隠せない私。
誰だってそうだと思うけど、こんな雰囲気で告白だなんて……予想できないよね。




組長「岩本琉衣(いわもとるい)。琉衣と呼べ。」


「は、はぁ。
それで琉衣さんは私の事が好きなんですか?」


琉「好きではないな。愛してるの方が正しい。
だから俺の女になれ。」


「……ちょっと待ってください。
話がいきなりすぎて理解が出来ないんですけど……。」


琉「敬語はやめろ。
簡単な話だろ?俺がお前を愛してるから俺の女になれってことだ。

あぁ、それと……





………お前は素の方が綺麗だ。
俺の前では絶対偽るな。
まぁ公の場であれだけやらかしたんだから、今更偽る必要もねぇよな。」





クツクツ笑いながらそう話す組長さん。
…素の方が綺麗だなんて嘘に決まっている。

誰が考えたってモデルでキラキラしている私の方が綺麗だし、可愛いでしょ。
まぁ今更ニコニコ愛想振りまくつもりはないけど。