とにかく、不安がっててもしょうがない、よね。 彪斗くんが来ちゃうかもしれないし、須田さんとの約束の時間も迫っている。 わたしは須田さんがプレゼントしてくれたビットローファーに素早く履きかえると、真っ白な校舎に足を踏み入れた。 日の光がさんさんと降りそそぐ吹抜け構造のエントランスを通り抜けると、目指す校長室がある二階へ向かった。