「俺から逃げられると思うなよ、小鳥! 必ず捕まえてやるからな!!」 余裕たっぷりの声を聞きながら、わたしは校舎へ逃げ込む…。 白亜のお城のようなそこは、まるで別の世界のようにキラキラ綺麗なのに、 もう不安しか感じない。 ああわたし、 あんなこわい男の子に目を付けられて… これからどうなっちゃうの…??