「わたしの名前は、小鳥遊優羽(たかなしゆう)。 なかよくしてね」 こちらこそ、よろしくね! そう歓迎してくれるかのように小さく鳴くと、小鳥はわたしの指から空に飛び立った。 陽射しに目を細めてその姿を追う先に、大きな建物が見えた。