「おい、おまえ」 「ひぁ、は、はい!」 急に彪斗くんがくるりと振り返った。 「今の話、ほかでするなよ」 「は、はい!もちろんです!」 急なことですぐに立ち止まれなくて、わたしと彪斗くんの距離はほんの数十センチに縮んでしまった。 どもりながらうなづくわたしを、彪斗くんの鋭い目が上から下へと見つめる。