めずらしく、わたしと彪斗くんのオフが重なった日。
ちょっと息抜きしよう、となって、わたしたちはあのパークに来ていた。
もうすっかりあの劇以来、世間に顔が知れ渡ってしまったわたしと彪斗くん。
さすがにと思い、今日はしっかり変装をして来たんだけど、
「なんか…ぜんぜん人がいないね…」
平日、しかもシーズンを過ぎたパークは、ガラガラで寂しいくらいだった。
吹く風も少し冷たいくらいで。
五人で来た時はあんなに心地よかったのに、って、時間の経過を少し寂しく感じる。
「…きゃっ…!」
しんみりとしていたら、急に彪斗くんの膝の上に抱きかかえられてしまった。
「あ、彪斗くん、人が…!」
「いねぇじゃん」
「…でも」
「るせえな。
じっとしてろ」
ぎゅうと抱きしめられて、わたしは大人しく胸に顔を埋めた。
…あったかい、な…。
これはこれで、心地いい…。
「優羽」
「ん…?」
「疲れてねぇか?
最近ずっとレッスンとかが忙しくて、休みなかっただろ」
ぶっきらぼうな言い方だけど、込められているやさしさがくすぐったくて…
わたしは胸に頬をすり寄せるように、首を振った。
「ううん。大丈夫だよ。
だってすごく楽しいし。
それに彪斗くんがどんどん素敵な曲作ってくれるから、わくわくするの。
ね、新しい曲、もうできた?」
「ばかか。んなポンポン創れるか。
はぁ…
疲れるのは俺の方だな」
って、ぐしゃぐしゃ、とわたしの頭を撫でる手は、
乱暴だけど、とても愛おしさがこもっている。
「ね、彪斗くん…
ちょっと、思い切って言うんだけど…」
「あ?」
「わたし今ね、アメリカで活躍しているプロデューサーから
『近い内、アメリカに来い』って言われてるの」
「は?」
「もちろん、一週間とか短期だよ?
ネットでわたしの歌を聴いて、その…一目惚れしてくださったそうで…
こっちでも歌ってみないか、って…」
「…そいつ、男?女?」
「男の人だよ」
「…ふぅん」
「ね、行ってもいいかな…?
わたし洋楽も好きだから、すごく素敵な機会だな、って…」
「行けば?
なんで俺の了承得なきゃならないんだよ。
おまえが行きたいなら、行けばいいじゃん」
「ほんと?よかった…!
実はね、もう事務所が勝手にスケジュール入れちゃって…
明日には発つことになってるの…。
もし、彪斗くんにダメって言わ」
「明日ぁ?」
う…
やっぱり、怒った…?
と思ったら、
「んっ…」
突然あごをつかまれて、キスされた。
「ん…っ、あ、やとくん…っ」
「うるせぇ。
黙ってキスさせろ」
って、何度も与えられるキスは、
ついばむようにやさしいキス…
じゃなくて…
「っあ、…んっ」
ものすごく、濃厚なキス…。
それだけじゃなくて…
食むように激しいくちづけは首筋にまでおよんで…
チリっと痛みを感じたところで、ようやく離れた…。
絶対…キスマークつけられた…。
もう、また勝手なことしてっ…!
二、三日は消えないじゃないっ…。
ちょっと息抜きしよう、となって、わたしたちはあのパークに来ていた。
もうすっかりあの劇以来、世間に顔が知れ渡ってしまったわたしと彪斗くん。
さすがにと思い、今日はしっかり変装をして来たんだけど、
「なんか…ぜんぜん人がいないね…」
平日、しかもシーズンを過ぎたパークは、ガラガラで寂しいくらいだった。
吹く風も少し冷たいくらいで。
五人で来た時はあんなに心地よかったのに、って、時間の経過を少し寂しく感じる。
「…きゃっ…!」
しんみりとしていたら、急に彪斗くんの膝の上に抱きかかえられてしまった。
「あ、彪斗くん、人が…!」
「いねぇじゃん」
「…でも」
「るせえな。
じっとしてろ」
ぎゅうと抱きしめられて、わたしは大人しく胸に顔を埋めた。
…あったかい、な…。
これはこれで、心地いい…。
「優羽」
「ん…?」
「疲れてねぇか?
最近ずっとレッスンとかが忙しくて、休みなかっただろ」
ぶっきらぼうな言い方だけど、込められているやさしさがくすぐったくて…
わたしは胸に頬をすり寄せるように、首を振った。
「ううん。大丈夫だよ。
だってすごく楽しいし。
それに彪斗くんがどんどん素敵な曲作ってくれるから、わくわくするの。
ね、新しい曲、もうできた?」
「ばかか。んなポンポン創れるか。
はぁ…
疲れるのは俺の方だな」
って、ぐしゃぐしゃ、とわたしの頭を撫でる手は、
乱暴だけど、とても愛おしさがこもっている。
「ね、彪斗くん…
ちょっと、思い切って言うんだけど…」
「あ?」
「わたし今ね、アメリカで活躍しているプロデューサーから
『近い内、アメリカに来い』って言われてるの」
「は?」
「もちろん、一週間とか短期だよ?
ネットでわたしの歌を聴いて、その…一目惚れしてくださったそうで…
こっちでも歌ってみないか、って…」
「…そいつ、男?女?」
「男の人だよ」
「…ふぅん」
「ね、行ってもいいかな…?
わたし洋楽も好きだから、すごく素敵な機会だな、って…」
「行けば?
なんで俺の了承得なきゃならないんだよ。
おまえが行きたいなら、行けばいいじゃん」
「ほんと?よかった…!
実はね、もう事務所が勝手にスケジュール入れちゃって…
明日には発つことになってるの…。
もし、彪斗くんにダメって言わ」
「明日ぁ?」
う…
やっぱり、怒った…?
と思ったら、
「んっ…」
突然あごをつかまれて、キスされた。
「ん…っ、あ、やとくん…っ」
「うるせぇ。
黙ってキスさせろ」
って、何度も与えられるキスは、
ついばむようにやさしいキス…
じゃなくて…
「っあ、…んっ」
ものすごく、濃厚なキス…。
それだけじゃなくて…
食むように激しいくちづけは首筋にまでおよんで…
チリっと痛みを感じたところで、ようやく離れた…。
絶対…キスマークつけられた…。
もう、また勝手なことしてっ…!
二、三日は消えないじゃないっ…。



