「どうかな…。
合ってる…?」
小さく首を左右に傾げて、ガラスの揺れを楽しむ優羽。
上出来だよ。
めちゃくちゃ、可愛い。
けど俺は、ぶっきらぼうに気持ちとはちがうことを言ってしまう。
「いんじゃね?
まぁまぁだよ」
「…まぁまぁ?」
しゅん…
って効果音が聞こえてきそうなくらいに、優羽は表情を一変させて、悲しげにうなだれた。
「そっかぁ…
わたし、もっとセンスを磨くお勉強しなきゃだめだなぁ…。
…でも、ね…、どうしてもつけたいんだ…。
本番でつけちゃ、だめかな…?」
「…ああ。いっけど」
「やった…!
どうもありがとう、彪斗くん!」
「…別に」
なぁ、優羽。
そうやって、俺があげたもんを大切にしてくれてるってことは、さ。
俺、期待しても、いいのか…?
こんな、プライドばかり高くて、勝手なことばかりしている俺だけど。
おまえも、俺のこと―――。
今なら、訊けるだろうか。
ずっとずっと訊きたくて、仕方なくて。
でも何度も言いかけて、断念してしまったこと。
優羽。
おまえは、俺のこと、どう思ってんだ?
いつも乱暴してた。
勝手を通してばっかりいた。
けどそれは、ぜんぶ
『おまえが好きだ』っていう、
ヘタクソな俺の気持ちの伝え方なんだ…。
なぁ、教えてくれよ、優羽…。
こんな俺だけど、おまえは俺のこと…
好きか?



