どうして、
今までちゃんと考えなかったんだろう…。
この学校にいる人たちはみんな、陰ながらに何倍もの努力をして毎日を過ごしているんだ。
寧音ちゃんだって、勉強しながら歌やダンスの練習にはげんで、
どんなに疲れていても、笑顔を忘れない…。
キレイでみんなから憧れられるモデルの子たち。
本当に素敵で、そこにいるだけでキラキラしていて、わたしみたいな普通の人とは、ぜんぜんちがう。
この人たちだって、この容姿を保つのに、どれだけ努力してるんだろう。
美容に気を遣って、常に周りの目を意識して、そして、
恋する痛みも覆い隠す強気で、前に向かって行く。
そこまで努力した人じゃないと、入ることができないのがきっと、生徒会なんだ。
なのにわたしは、
そんなこと、ぜんぜん知らずに居座っていた…。
「一応あんたも、これから芸能界に入るってことで、いろいろやっているらしいけど、
でもまぁ、ノンキにしていられるのも今のうちよ。小鳥遊優羽。
あんたみたいに楽して地位を手に入れた人間が、芸能界でなんて生きていけるわけないわ。
あんたなんて、どうせたいした日の目も見ずにダメになるのよ」
あんたなんて。
そう…
わたし、なんて…
『だから、わたしなんか、って思うな』
彪斗くん…。



